こんな症状で悩んでいませんか?
- キーンという耳鳴りで仕事に集中できない
- 耳鳴りが気になって眠れない夜がある
- 音が聞こえにくくなってきて、日常会話がつらい
- ふらつきやめまいで、外出が怖い
- いつ症状が出るか不安で、気が休まらない
一つでも当てはまる場合、 その耳鳴り・難聴・めまいは 「耳そのものの問題」ではない可能性があります。
このページでは、なぜそれらの症状が繰り返されるのか、 どのような状態が起きているのか、 そして改善のためにどのような考え方があるのかを、 できるだけわかりやすく解説します。
なぜ改善しないのか?
「症状の場所」と「原因の場所」は違うことがある
耳が鳴る。音が聞こえにくい。ふらつく。
こうした症状があると、 「耳に問題がある」と考えます。
しかし、これらの症状の多くは、「耳への血流が低下していること」が関係していることが多いのです。
耳の奥(内耳)へは、 椎骨動脈から脳底動脈を経由した血流が届いています。
この流れが滞ることで、 内耳への血液・酸素の供給が不足し、 耳鳴り・難聴・めまいといった症状が現れます。
血流を改善する薬(内耳循環改善薬)で症状が和らぐことがあるのも、 この仕組みが関係しているからです。
では、なぜ血流が低下するのか。
椎骨動脈のそばを走る斜角筋など、 側頸部の筋肉が緊張することで血管が圧迫され、 血流が悪化します。
そして、その筋肉が緊張する理由が 姿勢の悪化です。
猫背・反り腰・巻き肩などで頸部が前方に偏位すると、 側頸部の筋肉は常に引っ張られた状態になり、 斜角筋の過緊張が慢性化します。
つまり、耳に感じる症状は「結果」であり、 発生源は頸部の筋緊張と姿勢の悪化にある可能性があります。
あなたはどこを治療していますか?
ここで一つ、考えてみてほしいことがあります。
「あなたが今受けている治療は、どこに向けられていますか?」
薬・サプリ・マッサージなどは、 症状を一時的に和らげるためのアプローチです。 それ自体が必要な場面もあります。 症状がつらいときに、まず楽にすることは大切です。
しかし、症状が治りきらない場合、 「症状を減らすこと」と 「その症状を生み出している発生源に対処すること」は、 別のことです。
症状はあくまでも現象・結果です。 耳に感じる不調が「耳から生まれている」とは限りません。

姿勢の崩れ、筋肉の緊張、身体の使い方のクセなど、 身体のどこかに蓄積した物理的なストレスが 首まわりの血流を妨げることで、 耳鳴り・難聴・めまいという現象が起きている場合があります。
症状を和らげても、そのストレスの発生源が残っていれば、 同じ場所にまた負担が集まり、症状が戻ります。 これが「繰り返す耳鳴り・めまい」が起きやすい理由の一つです。
耳鳴り・難聴・めまいに必要な原因分析
なぜ分析が必要なのか
デスクワークで長時間前傾姿勢を続けている方と、 体を動かす仕事で首に負担がかかり続けている方では、 身体に起きていることがまったく違います。
筋肉量が少なく首を支える力が弱い方と、 体重増加で姿勢全体が崩れている方とでも、 改善への方向性は大きく異なります。
実際に何が起きて症状が出ているのかを十分に分析することで、 正しい改善の方向性を見つけることができます。
分析なしに施術を始めることは、地図なしに目的地を目指すようなものです。




耳鳴り・難聴・めまいの原因例
〈表層問題〉
斜角筋など側頸部の筋肉が過緊張することで、 椎骨動脈の走行ルートが圧迫される。 その結果、脳底動脈を経由して内耳へ向かう血流が低下し、 耳鳴り・難聴・めまいの症状が現れる。
〈深層問題〉
猫背・反り腰・巻き肩などによる頸部の前方偏位。 頭が前に出ることで後頚部・側頸部の筋肉が 常に緊張した状態になり、 斜角筋の過緊張が慢性化する。
必要な確認と分析
- 側頸部の筋緊張の状態
- 頸椎のアライメント・可動域
- 肩甲骨・胸椎の動き
- 姿勢の確認(猫背・反り腰・頭部前方位)
これらを総合的に確認することで、 「この方の耳鳴り・難聴・めまいの背景に何があるのか」が整理されます。
慢性化ループの一例
なぜ同じ症状が治りきらないのか
慢性的な耳鳴り・めまいになりやすいパターンの一つとして、 次のようなループがあります。

このループの中で特に重要なのが、 「不調による活動量の低下」です。
耳鳴りやめまいがあるとき、 多くの方は不安で外出や運動を控えます。 しかし、動かないことで体幹・頸部を支える筋力が低下し、 姿勢がさらに崩れやすくなります。
症状が落ち着いた後も、姿勢のクセは残ります。 これが治りきらない原因の一つです。
改善を組み立てる
「何をすれば治る」ではなく
「今の身体に何が必要か」
同じ耳鳴り・めまいでも、身体の状態は人によって大きく違います。
筋肉量が少なく首を支える力が弱い方(やせ型)と、 体重増加で姿勢が崩れている方(肥満型)とでは、 同じアプローチでは改善しません。
治りきらない原因を見つけるために身体を分析し、 その結果に合わせて改善方法を組み立てることが大切です。
改善への4STEP
① 緩める
側頸部の斜角筋など、血管を圧迫している筋肉の緊張を解消し、 椎骨動脈への圧迫を取り除きます。
② 鍛える
頸部・肩甲骨・体幹を支える筋力を取り戻し、 悪姿勢に戻りにくい身体をつくります。
③ 姿勢・動作
の再学習 頭が前に出ない、肩が丸まらない 正しい頭頸部のポジションを身体に覚えさせます。
④ 維持する
日常での姿勢・動作を変えることで、 症状が出にくい身体を持続させます。


当院の治療
鍼治療
耳鳴り・難聴・めまいへの鍼治療は 有効的ですが、効果が出る方と出ない方がはっきりしています。
椎骨動脈の血流を低下させている 側頸部(斜角筋など)の筋緊張に直接アプローチすることで、 以下の作用が期待できます。
- 側頸部の筋緊張の緩和
斜角筋など血管周囲の筋肉を緩め、血管への圧迫を解消します - 椎骨動脈・脳底動脈への血流改善
内耳への血流が回復し、症状の軽減につながります - 自律神経への作用
筋緊張の緩和が自律神経の安定にも働きかけます
改善が見られる方は、ほぼ3~5回の施術までに変化が現れます。 5回施術しても改善が見られない場合、 原因がそこにない、あるいは内耳の有毛細胞が すでに変性してしまっている可能性があります。
改善しやすいケース
メニエール病・突発性難聴・ストレス性難聴など、 血流や神経の圧迫が関係していると考えられる症状。 (鼓膜に問題がない場合の騒音性難聴も含む)
改善しにくいケース
ヘルペスウイルス性難聴、長期間(特に1年以上)続く耳鳴り・難聴。
早めの対処が重要です。 神経細胞は3ヵ月を過ぎると回復しにくくなり始めます。 臨床的な感覚では、3ヵ月以内の症状では8割前後に改善が見られますが、 1年以上経過すると2〜3割程度まで低下します。 症状が出たら、できるだけ早い段階でさまざまな治療を試みることが、 改善の可能性を高めることにつながります。
リハビリ整体
悪姿勢が原因の場合は根本的改善に、 姿勢の崩れを解消し、首を支える力を取り戻すことが必要な場合もあります。
いくら緩めても、姿勢が元に戻れば筋緊張は再発します。 リハビリ整体では、改善した状態を安定させる為に筋力バランスを整えます。
- 腹部・腰部の体幹筋の強化
- 頸部・背部の筋力回復
- 肩甲骨の安定性・可動性の改善
- 頭が前に出ない姿勢パターンの習得
- 日常動作でのセルフケア指導
という流れで改善を進めます。
症例紹介
難聴・耳鳴り・めまいに悩んでいた方が改善されたケースを紹介します。
耳鳴り 難聴 めまい【メニエール病 突発性難聴】
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40代 男性 教員 右耳鳴り 難聴 13日前の朝から右耳に耳鳴りが出始めた。病院で検査したところ難聴もあると診断された。ステロイドを処方されて耳鳴りは変わらないが、難聴は少し改善されたらしい。難聴に関しては自覚症状はない。現在は強弱はあるが、高音の耳鳴りが続いている。耳鳴りが出るきっかけや原因は思い当たらない。 初期の状態 高音の耳鳴りが右耳のみあり、常に鳴っているがわかる程度で、夜の寝る前など静かになった時ほどはっきり感じる。難聴は自覚症状はない。 鑑別、説明 耳鳴り難聴の施術は患側の頸部と翳風に刺鍼す ...
よくある質問
Q. 耳鳴りは鍼で改善できますか?
耳鳴りの原因が側頸部の筋緊張による血流低下にある場合、 鍼治療が有効なことが多いです。 斜角筋など側頸部の筋肉の緊張を直接緩めることで、 椎骨動脈への圧迫が解消され、 症状が軽減するケースがあります。 ただし、内耳そのものの器質的な問題がある場合は、 耳鼻科での診察を優先してください。
Q. 病院で「異常なし」と言われましたが、来院できますか?
はい、ご来院いただけます。 画像や検査で異常が見つからないケースでも、 筋肉の緊張や血流の問題が原因であることはよくあります。 「異常なし」は「問題なし」ではなく、 「検査で見える異常はない」という意味です。 まずは身体の状態を確認させてください。
Q. めまいがひどいときでも治療を受けられますか?
回転性のめまいが強い急性期は、 無理な体勢での施術を避けた方がよい場合があります。 症状が落ち着いてからの来院をおすすめしますが、 状態を確認した上で対応しますので、 まずはご相談ください。
Q. 何年も続く耳鳴りでも改善できますか?
正直にお伝えすると、期間が長いほど改善しにくくなります。 神経細胞は3ヵ月を超えると回復しにくくなり始め、 1年以上経過すると改善が見られる方は2〜3割程度まで下がります。
ただし、改善しないと確定するわけでもありません。 まずは3回の施術で変化があるかどうかを確認し、 改善が見られる場合は継続、見られない場合は率直にお伝えします。 一度、身体の状態を確認させてください。



