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肉ばなれ(筋繊維断裂)

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肉ばなれ(筋繊維断裂)

こんなお悩みはありませんか?

  • スポーツ中に突然、筋肉に激痛が走った
  • 肉離れが治ったのに、同じ場所を傷めた
  • 復帰後にパフォーマンスが戻らない
  • 筋肉に硬さが残り、以前のように動けない
  • 安静にしていても、なかなか回復が進まない

肉離れとは、筋繊維が断裂することで起こる怪我です。スポーツのスタートダッシュやジャンプ、ウォームアップが不十分な状態での急激な動作がきっかけとなることが多く、ふくらはぎや太ももに起こりやすい症状です。

筋肉はゴムのような筋繊維の集合体です。筋肉の柔軟性が、収縮時の負荷に耐えきれなくなったときに、筋繊維が切れます。

断裂の程度にはいくつかの段階があります。

  • 軽度:筋繊維数本の損傷。数日で気にならなくなる。筋肉痛に近い感覚。
  • 中等度:筋繊維束単位の損傷。ストレッチや負荷で明確な痛みが出る。
  • 重度:断裂部分に凹みが生じる。この凹みがはっきりしているほど重症。

肉離れで特に気をつけなければならないのが、筋肉内の出血です。

損傷が大きいと筋肉の区画内で出血が増え、内圧が高まることで血管や神経が圧迫されるコンパートメント症候群が起こることがあります。受傷後に患部が腫れ、指先が痺れたり紫色になるようであれば、すぐに医療機関を受診してください。

また、筋肉内の出血が多い場合、血液中のカルシウムが残って石灰化し、筋肉内に骨のような硬い組織が形成される骨化性筋炎という続発症になるケースもあります。こうした合併症を防ぐためにも、受傷直後の初期対処が非常に重要です。

あなたはどこを治療していますか?

肉離れを起こした場合、多くの方は「患部を安静にして治す」ことを中心に考えます。

しかし、肉離れを繰り返している方の多くには、患部以外にも問題があります。

特定の筋肉が弱いことで、残っている筋肉に負担が集中します。その筋肉だけが慢性的に硬くなり、柔軟性を失い、負荷がかかるたびに傷つく——これが繰り返す肉離れの正体です。

患部の回復だけを目標にしていると、「治った→また傷める」を繰り返すループから抜け出せません。

肉離れは「どこが切れたか」だけでなく、「なぜそこに負担が集中したか」を分析しなければ、根本的な改善にはつながりません。

当院では以下の視点で状態を分析します。

表層の問題(患部レベル)

  • 筋繊維断裂の程度と部位
  • 内出血・腫脹の状態
  • 組織の回復段階

深層の問題(全身レベル)

  • 弱化している筋肉の特定(なぜその部位に負担が集中したか)
  • 姿勢・動作パターンのクセ
  • 筋肉バランスの偏り

この2つの層を同時に見ることで、「今の回復」と「再発しない身体づくり」を並行して設計できます。

鍼治療の施術イメージ 新潟すばる鍼灸・リハビリ整体
全身運動で身体をうまく使えるようにする
姿勢分析
運動療法イメージ 新潟すばる鍼灸・リハビリ整体

急性期(受傷後48時間以内)

受傷直後はまずRICE処置で内出血を最小限に抑えます。

  • Rest(安静)
    患部を動かさず、さらなる損傷・出血を防ぐ
  • Icing(冷却)
    毛細血管を収縮させ止血。湿布では不十分で、氷嚢が有効
  • Compression(圧迫)
    出血を抑制。強すぎず、面で均一に
  • Elevation(挙上)
    患部を心臓より高く保ち、血液の貯留を防ぐ

感覚がなくなるようであれば一時中断し、安静のみに切り替えます。

回復期(出血が落ち着いてから)

内出血が落ち着いたら、次は筋肉内の血液の回収と組織の修復促進が目標になります。

鍼治療は、傷ついた筋肉に直接刺鍼することで患部と周囲の血管を拡張し、内出血の回収と組織再生を促します。5〜7日に1回のペースで継続することで、修復が着実に進みます。

リハビリ期(痛みが軽減してから)

筋肉が再生し痛みが引いてきたら、ストレッチと筋力トレーニングを加えていきます。

  • ストレッチは必ず身体を温めた状態で行う(冷えた筋肉は再断裂リスクが高い)
  • 痛みや違和感が出ない範囲から始め、毎日少しずつ可動域を広げる
  • 弱化した筋肉へのアプローチ(患部に負担が集中していた原因の解消)

改善4ステップ

STEP 1|急性期管理 RICE処置で出血と腫脹をコントロール。合併症(コンパートメント症候群・骨化性筋炎)を予防する。

STEP 2|組織修復促進 鍼治療で患部の血流を改善し、筋繊維の再生を促進。安静のみより修復速度が上がる。

STEP 3|柔軟性の回復 ウォームアップ後のストレッチを段階的に導入。痛みなく全可動域が使えるようにする。

STEP 4|筋バランスの再構築 弱化した筋肉を強化し、患部への負担集中を解消。再発しない身体をつくる。

鍼治療の施術イメージ 新潟すばる鍼灸・リハビリ整体
運動療法イメージ 新潟すばる鍼灸・リハビリ整体

患部の筋肉に直接刺鍼し、以下の効果を引き出します。

  • 血管拡張による内出血回収:組織修復に必要な血流を確保
  • 周囲筋の緊張緩和:患部を代償している筋肉のほぐし
  • 自律神経調整:回復を促す身体環境の整備

急性期が落ち着いた段階から鍼治療を開始することで、何もせず安静にしているより早期に競技・日常動作への復帰が見込めます。

筋肉の柔軟性回復だけでなく、なぜその部位に負担が集中したかの原因筋を特定し、弱化している筋肉を鍛えます。

患部以外の筋バランスを整えることで、「治った後も傷めない身体」を目標に設計します。

よくある質問

Q. 肉離れはどのくらいで治りますか?
A. 軽度な2週間程度、中等度なら3〜4週間が目安です。重度の場合や合併症が生じている場合はさらに時間がかかります。治療の有無や内容によっても大きく変わります。

Q. 受傷直後から鍼を受けられますか?
A. 急性期(48時間以内)はRICE処置が優先です。出血が落ち着いてからの鍼治療が最も効果的です。受傷後の状態によって開始タイミングをご提案します。

Q. 同じ場所を何度も傷めています。どうすればいいですか?
A. 繰り返す肉離れは、患部以外の筋力低下や筋バランスの崩れが原因であることが多いです。患部の回復に加え、なぜそこに負担が集中するかを分析したリハビリが必要です。

Q. 肉離れに湿布は効きますか?
A. 湿布の鎮痛効果は一定ありますが、冷却効果は氷嚢に比べて低いです。急性期の冷却は氷嚢を使い、湿布は補助的に使用するのが現実的です。

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