難病への取り組み

線維筋痛症 難病の施術

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線維筋痛症 難病の施術

当院の難病治療について

先にはっきりとお伝えしておきたいのは、当院の施術は線維筋痛症の症状は改善させることはできますが、完治させるものではないということです。

原因が特定されていない以上、「これを行えば治る」という治療法は現時点で存在しません。

当院がご提供できるのは、痛みや自律神経症状を緩和し、日常生活の中でできることを少しでも増やし、その状態をできるだけ長く維持するための、対処療法としてのアプローチです。

過度な期待を持たせるような表現は避けたいと考えています。その上で、なぜ当院がこの疾患に対して鍼灸と運動療法を組み合わせているのか、その考え方をご説明します。

線維筋痛症という疾患について

線維筋痛症は、全身の広範囲にわたる慢性的な痛みとこわばり、強い疲労感、睡眠障害などを特徴とする疾患です。痛みの部位が移動したり、天候や気圧、精神的なストレスによって症状の波が大きく変動したりすることも少なくありません。

血液検査や画像検査で明確な異常が見つかりにくく、診断は症状の広がりと経過、他疾患の除外によって行われます。原因については、神経系の過敏性(痛みを感じる仕組みそのものが敏感になっている状態)や、自律神経の調整不全が関与していると考えられていますが、なぜそれが起こるのかという根本的な部分は、現在の医学でもまだ解明されていません。

線維筋痛症の痛みは、患部の筋肉や関節そのものだけの問題ではなく、脳が痛みを処理する仕組み自体が過敏になっていると考えられています。そのため、患部だけに施術を行っても、痛みの感じ方そのものが変わらなければ、効果は限定的になりやすいというのが当院の見立てです。

そこで当院では、二つの方向からアプローチを行っています。

一つは、頭皮への鍼治療によって脳への血流を促し、痛みの感じ方や自律神経の働きに中枢側から働きかける方法です。

もう一つは、運動療法によって体幹の筋力や末梢神経の働きを整え、日常動作の負担そのものを減らしていく方法です。

痛みの発生源に直接アプローチするのではなく、痛みを処理する仕組みと、痛みを引き起こしやすい身体の使い方、その両方に働きかけることで、症状の波を小さくしていくことを目指しています。

鍼治療の施術イメージ 新潟すばる鍼灸・リハビリ整体
運動療法イメージ 新潟すばる鍼灸・リハビリ整体

頭皮鍼による中枢へのアプローチ

頭皮への鍼治療は、もともと脳血管障害後のリハビリ分野で発展してきた手法です。頭皮には三叉神経や顔面神経、頸部の神経が分布しており、これらの神経を刺激することで脳への血流が高まることが、複数の研究で確認されています。

この脳血流の改善が、脳機能や自律神経の働きに好影響を与える仕組みとして注目されており、脳血管障害の後遺症に対する頭皮鍼治療の有効性は、システマティックレビューやメタアナリシスでも報告されています。

線維筋痛症そのものを対象とした頭皮鍼の大規模な臨床研究はまだ多くありませんが、当院では、痛みの処理や自律神経調整に脳が深く関わっているという点に着目し、この中枢への血流改善というアプローチを、不眠や倦怠感、気分の落ち込みといった不定愁訴を含めた全身症状の緩和に応用しています。

運動療法による体幹へのアプローチ

一方で、運動療法については、線維筋痛症に対する効果がすでに国際的な診療ガイドラインの中で最も強く推奨されている治療法です。

薬物療法が効果を示す患者さんは全体の一部にとどまるのに対し、有酸素運動や筋力トレーニングを中心とした運動療法は、痛みの軽減、身体機能の改善、生活の質の向上について、多くの臨床研究で一貫した効果が報告されています。特に、筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせたプログラムが、痛みの軽減と全体的な体調の改善の両面で優れているという報告もあります。

当院がリハビリ整体で行う運動療法は、患部そのものを鍛えるというより、体幹の筋力バランスを整え、日常動作にかかる負担を分散させることを目的にしています。痛みが強い部位を無理に動かすのではなく、動かせる範囲で身体を支える力をつけていくことで、日常生活の中での「動ける時間」を少しずつ広げていくことを目指します。

改善の見込みについて、正直にお伝えします

線維筋痛症は、若い方、発症からの期間が短い方、症状の範囲が限定的な方ほど、施術による変化を感じやすい傾向にあります。

一方で、罹病期間が長い方、年齢を重ねている方、筋肉量が落ちている方については、施術によって一時的に楽になっても、施術なしでその状態を維持することが難しく、継続的な通院が必要になりやすいというのが実際のところです。

これは当院に限った話ではなく、この疾患の性質そのものによるものです。痛みや不快な症状を軽くし、動ける状態を維持していくためには、鍼灸だけでなく、運動、温熱、生活習慣の調整など、複数の手段を組み合わせて根気強く付き合っていく姿勢が必要だと当院は考えています。

よくあるご質問

Q. 線維筋痛症は鍼治療で完治しますか?

いいえ。現時点の医学では、線維筋痛症を完治させる治療法は確立されていません。当院の施術は、痛みや自律神経症状を緩和し、日常生活を送りやすくするための対処療法として位置づけています。

Q. 頭皮に鍼を打つと聞いて少し不安です。痛みはありますか?

頭皮の鍼は、身体の他の部位に比べて刺入する深さを浅く、強い痛みを伴うものではありません。刺激の強さは症状や体質に合わせて調整します。

Q. どのくらいの頻度で通院が必要ですか?

症状の程度や罹病期間によって個人差が大きいため、初診時の状態を確認した上で、通院頻度の目安をご提案します。継続的な通院が必要になりやすい疾患であることは事前にご理解いただければと思います。

Q. 運動療法は自宅でも続けられますか?

はい。当院で行う運動療法は、日常生活の中で無理なく継続できる内容を基本にしています。院内での様子を確認しながら、自宅で続けられる範囲の運動をご提案します。

Q. 症状が強い日に施術を受けても大丈夫ですか?

症状が強い時期は、刺激量を調整しながら施術を行います。無理に強い刺激を行うことはありませんので、体調に合わせてご相談ください。

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